Distraction
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    作詞作曲:Paul McCartney
    収録時間:4分38秒
    収録アルバム:Flowers In The Dirt
    収録シングル:なし

    題名「Distraction」(動揺)という通り、ポールの日常生活における悩みや葛藤などがテーマとなっている。
    「よく人からこう聞かれるんだ。『君が何故悩むことがあるんだ? 君は金持ちじゃないか!』 みんなの夢だと思うよ。僕も学生の時は思っていた。たくさんのお金を稼いで金持ちになって、毎日ずっと休日なんだ。でも、実際にそうなったら、人生うまくいかないって分かるよ。おもしろくとも何ともない。そして『僕は何をしているんだろう?』って思うよ。」(ポール)
    このように、ポールの日常生活の葛藤が歌詞に現れているが、それをリンダに対する愛情を表現するための隠喩として用いている。
    この曲のオーケストラ・アレンジは、クレア・フィッシャーが担当した。ポールは、プリンスのペイズリー・パーク・レーベルから出たザ・ファミリーのオーケストラ・アレンジをいたく気に入り、このアレンジを担当したクレア・フィッシャーに直接アレンジすることを依頼したという。
    演奏部分のベーシック・トラックは、1989年からのワールド・ツアーにも参加したヘイミッシュ・シチュアートとクリス・ウィットンとで1988年夏にスコットランドのスタジオで行い、オーケストラ・アレンジは、14本のバイオリン、4本のビオラ、2本のチェロ、1本のウッド・ベースを用いて、1988年11月1日午後2時から5時のセッションで、カリフォルニアの Chick's Corea's Mad Hatter Studios で行われた。オーケストラ・アレンジを聞いたポールは「まさにハリウッドって感じだね。ドリス・トロイの映画みたいだ。」と言ったという。
    同日、ポールとエルヴィス・コステロの共作曲「The Lovers That Never Were」のオーケストラ・セクションも録音されたが、結局このアレンジはリリースされなかった。
    当初、アルバム『Flowers In The Dirt』からの第3弾シングルとして、1989年9月25日に発売される予定であったが中止となり、第3弾シングルは「Figure Of Eight」となった。そのため、プロモーション・ビデオも制作され、公式ビデオ『Put It There』に収録されている。プロモーション・ビデオのバージョンは、アルバム『Flowers In The Dirt』に収録されているものとは若干ミックスが異なる。
    1989年6月8日に収録されたスペインのテレビ番組『La Luna』でこの曲の演奏が放送される予定であり、リハーサルでも演奏したが、結局は放送されなかった。

    distraction_promo1.jpgdistraction_promo2.jpg

    演奏:
     Paul McCartney: Lead vocal, Bass, Harmonies, Percussion, Solo Guitar
     Hamish Stuart: Acoustic Guitar, Harmonies
     Chris Whitten: Drums, Purcussion
     Linda McCartney: Harmonies
     Clare Fischer: Orchestration
    録音スタジオ:The Mill, Hog Hill, Sussex, Chick's Corea's Mad Hatter Studios, CA
    録音日:1988.7-8, 1988.11.1
    プロデューサー:Paul McCartney
    エンジニア:Geoff Emerick, Arne Frager, Matt Butler,Neil Dorfsman
    イギリス発売日:1989.6.5
    アメリカ発売日:1989.6.6
    日本発売日:1989.6.14

    歌詞・コード
    Gm F#m Fm Gm Eb7/G Eo/G Cm/G Gm D-9 Fmaj7 Db/Cb

    Gm7         Am7       A7      Dm
    What is this thing in life that persuades me to spend
           Gm7
    Time away from you
            Am7      A7     Dmadd9 Amadd9
    If you can answer this you can have the moon
    Gm7         Am7   A7     Dm
    This is the place to be, anyway you can see
             Gm7
    There's a lovely view
              Am7    A7
    Why are there always so many other things to do

    Dmaj7 Em7/D Dmaj7

       Bb       Eb        F          Gm7
    Distractions, like butterflies, are buzzing 'round my head
          Eb      F
    When I'm alone, I think of you
             Gm7             Eb
    And the life we'd lead if we could only be free
        F    Bb       Eb F Gm9 Dm7
    From these distractions

    The postman's at the door while the telephone rings
    On the kitchen wall
    Pretend we're not at home and they'll disappear
    I want to be with you, tell me what I can do
    Nothing is too small
    Away from all this jazz we could do anything for all

    Distractions, like butterflies, are buzzing 'round my head
    When I'm alone, I think of you
    And the life we'd lead if we could only be through
    With these distractions

    Am9 Bm7 B7 Em Am7 Am9 Bm7 B7 Em Am9 Bm7 B7

    Em Am7 Gm9 Db7-5

    I'll find a peaceful place far away from the noise
    Of a busy day
    Where we can spend our nights counting shooting stars

    Distractions, like butterflies, are buzzing 'round my head
    When I'm alone, I think of you
    And the life we'd lead if we could only be through
    With these distractions
    Like butterflies, are buzzing 'round my head
    When I'm alone, I think of you
    And the life we'd lead if we could only be free
            Bbadd9
    From these distractions

    試聴

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    Comment:
    2005/03/06 12:59 PM, WALL管理人 wrote:
    私は最初タイトルを「Destruction(破壊)」のつづり間違いかと思っていました。実際にそういう単語があったんですね〜。「破壊」なんてこの曲に合いませんしw

    曲調はSomebody Who CaresをFootprints経由で成長させたような枯れた雰囲気が味わい深いですね。今述べた3曲で一番完成度が高く一番好きです。第3節でバッキング・ヴォーカルが入るのもいいです。

    ポールやリンダはクレア・フィッシャーが若い金髪の女性だと勘違いしていた、というエピソードがアルバムのライナーノーツに書いてありますがこういうエピソードがたくさん生まれるのもポールですね。

    2005/03/06 2:39 PM, Jash wrote:
    ポールの作ったバラード小品の中でも、私も好きな曲の1つです。バタフライを隠喩に使うポールの詩作も評価が高いです。プロモ・ビデオでも、なんか気だるい表情をポールが見せていますからね。
    WALL管理人さんおっしゃるとおり、ポールは、クレア・フィッシャーと実際に会ってみて、初めて白髪の紳士だったと分かったみたいですね。それで尚更クレアのことが好きになったとか。

    2005/03/06 11:27 PM, あらっち@FH wrote:
    ほんとのうろ覚えで申し訳無いんですが、ポールの'90年来日直前に、日本人女性歌手がこの曲をカヴァーしてた気がします。
    TVのCMで見たんですが、この曲を歌ってるシーンを流して、コンサートチケット発売中、というCMだったかと思います。
    誰だったっけかなぁ…。

    古くはB4時代の"And I Love Her”から脈々と流れた「切ない系」バラードの最北端と言えるのではないでしょうか。
    間奏のクラシックギターのソロの音色が、特に代好きなあらっちでした。

    2005/03/07 8:23 PM, Jash wrote:
    この曲をCMでカバーした日本人女性歌手は、島田歌穂ですね。この情報を記載するのを忘れていました。あらっち、サンクスです!

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