How Many People(ハウ・メニー・ピープル(チコ・メンデスに捧ぐ))
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    作詞作曲:Paul McCartney
    収録時間:4分14秒
    収録アルバム:Flowers In The Dirt, Earthrise
    収録シングル:なし

    1988年12月24日に凶弾に倒れたブラジル人チコ・メンデスに捧げた歌。チコ・メンデスは、アクレ州のゴム樹液採取シンジケートのリーダーで、ブラジル産果実や他の森林作物を採取して生活を維持する広大な森林地帯を保存するため、家畜の牧場を移植するためにアクレ州の熱帯雨林全域を伐採しようとする人々と真っ向から立ち向かう運動を繰り広げた人物であった。
    この頃から環境保全の意識喚起を打ち出したポールが、環境保全に関わりのある人物を捧げる歌を作ることによって、その方向性を明確にしたものと解釈できる。
    ポールはこの曲をジャマイカに滞在している時に作り、お得意のレゲエのアレンジに仕上げた。
    「あそこに行ったらレゲエをやらないわけにはいかないよ。もっと複雑にしなきゃと思ったけど、それじゃうまくいかなくて、シンプルなままにしたんだ。」(ポール)
    同じアルバム『Flowers In The Dirt』に収録されている「Rough Ride」と同じスタッフでレコーディングを行った。ポールとヘイミッシュ・スチュアート、ドラムのクリス・ウィットンの3人でベーシック・トラックをレコーディングし、リンダのコーラスを加え、レゲエ・アーティストのジャー・バニーがゲストに加わりオーバーダブを行った。プロデュースを行ったトレバー・ホーンやスティーブ・リプソンもレコーディングに参加している。
    ポールがDJを担当したラジオ番組『Oobu Joobu』の第6回(1995年6月24日放送)で、ポール、ヘイミッシュ・スチュアート、クリス・ウィットンの3人でのリハーサル音源が放送された。また、アルバム『Flowers In The Dirt』のプロモーションとして出演したテレビ番組のうち、1989年5月22日収録、5月24日放送のオランダの番組『Count Down』などでスタジオライブを行った。
    なお、1992年6月にブラジルのリオデジャネイロで開催された環境と開発に関する国際会議、国連環境開発会議(UNCED、地球サミット)を記念して発売されたアルバム『Earthrise』に、環境保護という観点に即して、この曲が収録されており、同タイトルのビデオ『Earthrise』にも、この曲のプロモーション・ビデオが収録されている。プロモーション・ビデオはブラジルのアマゾン川流域を中心とする環境変化の現状を紹介した映像が中心に構成されており、ポールは登場しない。
    この曲のアウトテイク、スタジオ・ライブなどの音源は、以下のブートで聴くことができる。

    (1)1989年1月レコーディング・リハーサル
     Oobu Joobu Part 6 (Yellow Cat Records -- YC 050)
    (2)1989年4月26日〜28日収録 公式ビデオ『Put It There』セッション
    公式ビデオ『Put It There』
     Completed Rarities Vol. 2 (Polyphone -- PH 1311)
     Completed Rarities Video Gems (Ram Records)
     MoMac's Hidden Tracks: Volume 23 (Unknown)
    (3)1989年5月3日収録 ブラジルテレビ番組インタビュー
     On A Rainy Day (PROMOTIONAL) (No Label Records -- NLR 9706)
     MoMac's Hidden Tracks: Volume 23 (Unknown)
    (4)1989年5月22日収録 オランダのテレビ番組『Count Down』スタジオライブ(7テイク)
     Return To Pepperland (Unknown)
     Countdown (CD 1) (Main Stream -- MAST-016)
    (5)1989年ドイツのテレビ番組『Wetten das...?』スタジオライブ
     Live Rarities (Starlight Records -- SL 87042)
    (6)1989年ツアー・リハーサル
     Oobu Joobu - Ecology (MPL/Best Buy -- 27850)

    演奏:
     Paul McCartney Lead Vocal, Bass, Guitar, Harmonies, Mellotron, Piano, Tambourine, Flugel Horn
     Steve Lipson: Computer & Drum Programing, Guitar
     Trevor Horn: Keyboards, Harmonies
     Hamish Stuart: Second Vocal
     Chris Whitten: Synth Drums, Cymbals, Harmonies
     Linda McCartney: Harmonies
     Jab Bunny: Tongue Styley
    録音スタジオ:AIR Studios, London
    録音日:1988.12-1989.2
    プロデューサー:Trevor Horn, Paul McCartney, Steve Lipson
    エンジニア:Steve Lipson, Heff Moraes
    イギリス発売日:1989.5.8
    アメリカ発売日:1989.5.8
    日本発売日:1989.6.7

    howmany1.jpghowmany2.jpg

    歌詞・コード

    G      Am
    How many people
    G      Am
    Stand in a line?
    G      Am
    How many people
    Bm             E Esus4
    Never get a chance to shine?
    Am         Bm
    If you can tell me
        Am Bm C D G
    I'll gladly listen
         F        G  G7
    How many people have died?

    C             G
    One too many right now for me
           Am7
    I want to be happy,
           G G7
    I want to be free,
    C             G
    One too many tight now for me
            Am  G  F   Em     D
    I want to see ordinary people living peacefully.

    How many people
    Go for a ride
    How many people
    Never make it through to the other side?
    If you can tell me
    I'll gladly listen,
    How many people have cried?

    One too many right now for me
    I want to be happy,
    I want to be free,
    One too many tight now for me
    I want to see ordinary people living peacefully.

    G     Am
    How many people
    G    Am
    Will it take?
    G     Am
    How many people
         G    Am
    For goodness sake?
    How many people?
    How many people?
    One too many ...

    試聴

    (c) 1989 MPL Communications Ltd. Administered by MPL Communications, Inc.
    Comment:
    2005/08/05 12:58 AM, Jash wrote:
    ポールお得意のレゲエ・アレンジの曲です。
    しかしポールが作ったレゲエ・タッチの曲はそれほど多くなく、「Ob-La-Di, Ob-La-Da」「C Moon」「How Many People」「Don't Break The Promises」「New Moon Over Jamaica」くらいでしょう。リンダ・マッカートニーが作った曲にはレゲエの曲が何曲かあったと思いますが。

    環境問題を意識したというのも、地球サミットがあった1990年代初頭っぽいですね。少し時代を感じてしまいます。

    2005/08/05 1:57 AM, WALL管理人 wrote:
    更新ご苦労様です〜。

    さてこの曲、典型的なレゲエスタイルにのっとっていますね。ポールの書いたレゲエ風ナンバー、まだGood Times ComingとSimple As Thatがありますね。あと、カヴァーではLove Is Strangeを思いきりレゲエ化していますね。
    本場ジャマイカのレゲエに比べ、キーボードを多用したすっきりした音は西洋的ですが、レゲエならではのリラックスした雰囲気は伝わってきます。

    歌詞は後のOff The Groundのさきがけとなる環境問題ソングですが、もともとジャマイカのレゲエはボブ・マーリィに代表されるように反体制を歌った歌詞が特徴なので、環境を破壊する人々に対する抵抗歌と考えればレゲエにマッチしていますね。
    なので、後の環境ソングであるLooking For ChangesやBig Boy Bickering(後者は聴いていませんが)に比べると、曲と歌詞のギャップがないと思います。

    個人的には、Flowers In The Dirtの中でもけっこう好きです。もともとレゲエは一時期ボブ・マーリィを聴いていたときがありましたし。

    2005/08/05 10:08 AM, あらっち@FH wrote:
    FIDが出たのが'89年。
    夜ヒットにも出て、それをちゃんと見ることが出来て、そしてアルバムが出た。

    でも当時13歳のあらっちには、まだ良さが分からず、夜ヒットで演奏した“My Brave Face”と“This One”ばっかり聞いてました。
    そんな中で、この曲はその次によく聞いてた方の曲になります。ビートルズっぽい、分かりやすさが良かったのかもしれません。

    今ではあまり、My Bestの上位にランクされることはなくなってしまいましたが…(^^ゞ

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