Jet
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    作詞作曲:Paul McCartney
    収録時間:(1)4分8秒 (2)4分10秒 (3)4分2秒 (4)3分51秒 (5)4分3秒
    収録アルバム:(1)Band On The Run, Wings Greatest, All The Best, The Greatest - Paul McCartney (Japan only), Band On The Run 25th Anniversary Edition, Wingspan (2)Wings Over America (3)Tripping the Live Fantastic (4)Band On The Run 25th Anniversary Edition (5)Back in the US, Back in the World
    収録シングル:(1)Jet (2)Jet (live)

    言わずと知れたポール・マッカートニー&ウィングスの代表曲。1973年に発売したアルバム『Band On The Run』からのファースト・シングルとして、アルバム発売後の1974年1月に発売され、1974年2月に全米・全英ともに7位まで記録している。アメリカのキャッシュボックス誌では最高5位まで上昇した。
    当初ポールはアルバム『Banc On The Run』からシングルカットをしない予定であったが、アルバム発売の1973年12月当初はアルバムのセールスが芳しくなかったことから、この曲をファースト・シングルとしてアルバムのプロモーションに力を入れたようだ。
    「『Band On The Run』を作った時、アルバムが純粋なものに仕上がったので、シングルを出さないつもりだった。みんなアルバムから売れ筋の曲をシングルカットしているけど、僕らはLPだけを出したかったんだ。けど、アルバムを出した当初はあまり売れなくてね。数人から良いアルバムって言われてて、チャートの7位まで上昇したんだけど、下降し始めた。その時に’しまった! いいアルバムなのに!’って思ったね。みんなアルバムを聴いたことがないっていうのが紛れもない事実だったんだ。」(ポール)
    この曲は、ポールが夏にスコットランドで過ごしている時に書かれた。アルバム『Band On The Run』のレコーディング地、ナイジェリアのラゴスからロンドンに帰ってきた後に、ロンドンのAIR Studiosでレコーディングされた。
    曲を作っている時にポールの飼っていた「Jet」というラブラドール犬がポールのまわりを入り回っていたことから、この犬の名前を曲のタイトルにしたようだ。
    「僕らはラブラドール犬を飼っていた。その子犬は野犬で室内にいるような犬ではなかったんだけど、ある日妊娠して帰ってきた。子犬数匹を抱えてガレージの中を歩き回るんだ。'Jet'はその子犬の中の一匹なんだ。子犬全部に名前を付けたけど、その中には’ゴールデン・マラシーズ’なんていう名前の犬もいたりしてね。こっちの方がよかったかな。」(ポール)
    「曲を書くとき、それが何かを意味する時もあるし、レコードを買ってくれる人にとって何かを意味するときもある。でも、何を意味するかと尋ねられた時に答えられないことがあるんだ。'Suffragette'がそうだ。なんか馬鹿げたように聞こえる。そういうのが好きなんだ。」(ポール)
    この曲がシングルとして発売される前、アメリカのラジオ局からの反応よかったため、レコード会社のキャピトルはエディット・バージョンを制作するようにポールに依頼したが、当初ポールはOKを出さず、ラジオ局独自でエディット・バージョンを制作し放送していたが、遂にポールもキャピトルレコードに対して許可を出し、2分49秒のエディット・バージョンが制作され、各ラジオ局に配布されたところ、ラジオ局のヒットチャートで次々と1位を記録することとなった。シングルでは、通常の4分のバージョンのみ発売された。
    この曲はポールのライブの定番曲であり、常にオープニングか2,3曲目くらいに演奏され、会場を盛り上げる役割を果たしている。1975-76年のウィングスのワールド・ツアー、1989-90年のゲットバック・ツアー、1993年のヨーロッパ・日本・南米ツアー、2002-3年のワールド・ツアー、2004年のヨーロッパ・ツアー、2005年のアメリカ・ツアーで演奏された。
    なお、アルバム『Band On The Run 25th Anniversary Edition』には、1993年9月3日ベルリン公演のサウンドチェックでの演奏が収録されている。
    なお、公式に発表されている以外のバージョンは、以下のブートで聴くことができる。

    (6)1974年8月リハーサル『One Hand Clapping』
     Anthology (Disc 1) (Odeon (Fake) -- OM 7099-1)
     Paul McCartney: One Hand Clapping (Yellow Cat Records -- YC 028)
     Paul McCartney: One Hand Clapping (Chapter One -- CO 25109)
     Alternate Takes 1973-1974 (TJT Productions -- TJT-054)
     Fab Trax Volume 6 (MPL (Fake) -- CDP 7243 5 35510 2 5)
     Rough Notes (Pod Records -- SR 73941)
    (7)1975年11月13日メルボルン公演
     9mm Automatic (Unknown -- ZAP 7878)
     Complete Downunder - CD 1 (RMG Records)
     Highlights Downunder (Orange -- Orange 2)
     Wings Over Australia (Ram Records -- RAM 002)
     Fly South - The 1975 World Tour (Berkeley/WonderLand -- WL 49000)
    (8)1976年6月10日シアトル公演
     Seattle Highlights! (DVD) (Tobacco Kill Records -- TKR 18)
     Wings Over Seattle (DVD) (Apple (Fake) -- Apple Films 2005)
    (9)1976年6月22日ロサンゼルス公演
     映画『Rock Show』
    (10)1976年6月23日ロサンゼルス公演
     Rrrrrrooock Show (Midas Touch -- MD 93711)
    (11)1990年1月23日ロンドン公演
     Welcome To Wombley - CD 1 (Voxx -- VOXX 0003-01)
    (12)1990年3月7日東京公演
     Back To The Big Egg (CD 1) (Non Plus Ultra -- NPU-09)
    (13)1990年4月1日バークレー公演
     A Dream Apart (Big Music -- BIG028)
    (14)1990年4月20日リオ公演
     公式ビデオ『Going Home』
     Live On TV In Rio - Part 1 (Ram Records -- RAM 007)
    (15)2002年4月24日ワシントン公演
     Driving Macca! (Label Unknown)
    (16)2002年5月15日タンパ公演
     Live In Tampa Florida 2002 (Night Hawk)
    (17)2003年5月24日モスクワ公演
     The Complete Russia Concert (DVD 2) (Macca Fan Records -- MFR 2003)
     Live In Moscow (DVD) (WOW Corporation -- WOW-25)
    (18)2004年5月30日マドリード公演
     !Viva Espana! CD 2 (Tobacco Kill Records -- TKR 006)
    (19)2004年6月20日サンクトペテルブルグ公演
     San Petersburg Soundboard (CD 2) (Tobacco Kill Records -- SPS 2)

    (1)
    演奏:
     Paul McCartney: Vocal, Bass, Drums, Guitars, Keyboards
     Linda McCartney: Backing vocal
     Denny Laine: Guitars, Backing vocal
     Tony Dorsey: Trombone
     Howie Casey: Saxphone
    録音スタジオ:AIR Studios, London
    録音日:1973.8-11
    プロデューサー:Paul McCartney
    エンジニア:Geoff Emerick
    イギリス発売日:1973.11.30
    アメリカ発売日:1973.12.3
    日本発売日:1974.2.10

    (2)
    演奏:
     Paul McCartney: Vocal, Bass
     Linda McCartney: Keyboards, Backing Vocal
     Denny Laine: Guitar, Backing Vocal
     Jimmy McCulloch: Electric Guitar, Backing Vocal
     Joe English: Drums, Backing Vocal
     Tony Dorsey: Tromborn
     Thaddeus Richard: Saxophone
     Steve Howerd: Trumpet
     Howie Casey: Saxophone
    録音スタジオ:live from Cincinnati
    録音日:1976.5.27
    プロデューサー:Paul McCartney
    エンジニア:Phil McDonald, Jacks Maxson, Mark Vigars, Tom Walsh
    イギリス発売日:1976.12.10
    アメリカ発売日:1976.12.10
    日本発売日:1977.1.25

    (3)
    演奏:
     Paul McCartney: Bass, Vocal
     Linda McCartney: Keyboards, Vocal
     Paul "Wix" Wickens: Keyboards, Backing Vocal
     Chris Whitten: Drums
     Robbie Mclntosh: Electric Guitar, Backing Vocal
     Hamish Stuart: Electric Guitar, Backing Vocal
    録音スタジオ:live from Wembley, England
    録音日:1990.1.11
    プロデューサー:Paul McCartney, Bob Clearmountain, Peter Henderson
    エンジニア:Bob Clearmountain
    イギリス発売日:1990.10.8
    アメリカ発売日:1990.10.16
    日本発売日:1990.11.9

    (4)
    演奏:
     Paul McCartney: Vocal, Bass
     Linda McCartney: Vocal harmonies, Keyboards
     Paul "Wix" Wickens: Keyboards, Vocal harmonies
     Robbie Mclntosh: Electoric Guitar, Vocal harmonies
     Hamish Stuart: Electoric Guitar, Vocal harmonies
     Blair Cummingham: Drums
    録音スタジオ:rehearsal from Berlin, Germany
    録音日:1993.9.3
    プロデューサー:Paul McCartney
    エンジニア:unknown
    イギリス発売日:1999.3.15
    アメリカ発売日:1999.3.15
    日本発売日:1999.4.9

    (5)
    演奏:
     Paul McCartney: Vocal, Bass
     Rusty Anderson: Backing Vocal, Guitar
     Brain Ray: Backing Vocal, Guitar
     Paul "Wix" Wickens: Backing Vocal, Keyboards
     Abe Raboriel Jr.: Backing Vocal, Drums
    録音スタジオ:live from Dallas
    録音日:2002.5.9
    プロデューサー:Paul McCartney
    エンジニア:David Kahne
    イギリス発売日:2003.3.17
    アメリカ発売日:2002.11.26
    日本発売日:2002.11.13

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    歌詞・コード
    A                 D/A   A
    Jet! I can almost remember their funny faces
    That time you told me that
                    D/A A
    You were going to be marrying soon.
      C#m7        Bm
    And Jet, I thought the only
         D6        A
    Lonely place was on the moon.
    A
    Jet! Jet!

    A                  D/A    A
    Jet! Was your father as bold as a sergeant major?
    How come he told you that
                  D/A A
    You were hardly old enough yet?
      C#m7          Bm
    And Jet, I thought the major
        D6       A
    Was a lady suffragette.
    A
    Jet! Jet!

    Bm            E
    Ah, matter, want Jet to always love me?
    Bm            E
    Ah, matter, want Jet to always love me?
    Bm     A
    Ah, matter, much later.

    A                  D/A     A
    Jet! with the wind in your hair of a thousand laces.
    Climb on the back and we'll
               D/A A
    Go for a ride in the sky.
      Cmaj7        Bm
    And Jet, I thought the major
        D6      A
    Was a lady suffragette.
    A  A
    Jet! Jet!

    試聴

    (c) 1974 (Renewed) Paul and Linda McCartney. Administered by MPL Communications, Inc.

    Comment:
    2005/12/08 12:28 AM, Jash wrote:
    1週間ほどお休みを頂いてましたが、ようやく再開することができました。
    ブログを狙ったスパム攻撃に遭っていて、その対策で時間取られていたもんで・・・。

    お馴染み「Jet」の登場です。予想通り、今までで一番解説が長くなった曲紹介となってしまいました。
    「Jet」がポールが飼っていた子犬の名前だというのは有名な話ですが、歌詞がいい加減なところがポールっぽいです。

    2002年のツアーでポールがこの曲を取り上げたとき、「You were going to be marrying soon.」という歌詞を歌っていて、ポール自身が結婚直前だったことに驚いたとか。

    2005/12/08 12:15 PM, あらっち@FH wrote:
    祝復帰!!

    ポールのロック、と言うと、やはりこの曲という印象があります。我々FHでも、演奏していて特に盛り上がるのはこの曲ですね。最近のポールがこの曲を偏重していることにも要因はありそうですが(^^ゞ

    たくさんのVerが出回っていますが、殆ど曲の演奏時間が変わらないのが面白いですね。LIVEとなって、ハシリ気味にならないのはさすが(爆)


    2005/12/09 9:47 AM, With A Little Luck wrote:
    改めまして復帰おめでとうございます〜。そしてその最初がJetとはなんともインパクトがありますね!

    この曲については語ると延々と続きそうです(爆)。
    もはやライヴの定番ですが、一度生で聴きたいと思っている1曲でもあります。ポールの来日を強く望みます。
    でもウイングスのライヴ・ヴァージョンを聴く限り、ポールはオリジナルのヴォーカルのテンションを再現できていないような気もしますね・・・。確かにあの歌声はカラオケでも試しましたが難しいです。

    どうでもいい話ですが、私が最近愛聴している小田和正の「time can wait」という無名な曲(1990年)のイントロで、一瞬だけこの曲の冒頭のブラスのメロディが出てきてにやりとしてしまいます。

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