Lady Madonna
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    作詞作曲:John Lennon, Paul McCartney
    収録時間:(1)2分37秒 (2)2分24秒 (3)2分21秒
    収録アルバム:(1)Wings Over America (2)Paul Is Live (3)Back In The U.S., Back In The World
    収録シングル:なし

    ビートルズ時代の1968年にシングルとして発売した1950年代風のファッツ・ドミノ風のピアノ曲。ピアノのフレーズは、1957年のイギリスのジャズ・プレイヤー、ハンフリー・リトルトンの曲「Bad Penny Blues」にインスパイアされている。
    イギリスの音楽誌NMEのチャートでは1位であったものの、メロディー・メーカー誌のチャートでは2位止まりとなり、シングルの連続1位記録が15枚で止まった。アメリカのビルボード誌では4位。ビートルズの曲で、初めてサックス・ソロがフィーチャーされた曲である。
    ビートルズ時代ではライブ活動を休止した後に発表した曲であったので、ライブ演奏しなかったが、シングル発売後7年経過して、1975年にウィングスとして初めてライブ演奏した。この曲がウィングスとして初めてライブ演奏した曲となった。1975-6年のウィングスのワールド・ツアーの時に演奏し、この時は、ホーン・セクションの1メンバーであるサディアス・リチャードがサックス・ソロを吹いた。その後、1993年のニューワールド・ツアー、2002-3年のワールド・ツアー、2004年のヨーロッパ・ツアーで演奏した。その時は、キーボードのウィックスがサックス・ソロのパートを弾いた。
    公式DVD『Back In The U.S.』の購入者のみインターネットからのアクセスで見ることができた『Secret Website Show』でもこの曲が演奏され、ウィングスのツアーでサックス・ソロを吹いたサディアス・リチャードがたまたまサウンド・チェックを見に遊びに来ていたところにポールから誘われ、演奏に参加したようだ。
    また、2005年7月27日にアビーロード・スタジオで収録したBBCのラジオ番組『Sold On Song』で演奏した時は、ジャズ風にアレンジして、ポールが弾き語りをしている。
    「'Lady Madonna'はブルースっぽいピアノの曲だ。この曲は子供を育てる母親に捧げる参加みたいなものなんだ。詩をみてもらえばわかるよね。『赤ちゃんをあやして、家族の世話をして、世界を守るマドンナよ!』そう、マドンナたちの力はほんとに偉大なんだ。あとで気づいたけど、詩の中で土曜日だけが抜けているんだ。土曜はさすがのマドンナもパーティなんだ。金曜がきて、新しい土曜日を過ごしたら、日曜は尼さんのように厳粛になるんだ。リハーサルまで気づかなかったよ。作った時にはわからないものだよね。」(ポール)
    「'Lady Madonna'は、ピアノに向かってブルース風のブギ・ウギを作ろうと思ったら出来た曲だ。左手はアルペジオでコードを弾く。音を上げながらブギ・ウギでね。そして右手は下げていく。こうやってお互いに近づいて、並置して、合流して、また上がっていくというのが僕は好きなんだ。あれはそういう曲だった。何故か僕の頭にはファッツ・ドミノが浮かんできて、そのイメージで作ってみた。僕の声がすごく不思議な感じになってるだろ。リチャード・ペリーはファッツ・ドミノにあの曲をカバーさせたんだよ。あの曲はファッツ・ドミノを想定して書いたんだと、僕がリチャード・ペリーに話したことがあったんだろうな。最近アメリカのテレビ番組のために歌詞をもう一度書き出して気がついたんだけど、土曜日について書くのを忘れていた見たいだね。1週間の他の曜日はカバーしてるのに、土曜日だけ忘れていた。土曜日はきっと、夜更けまで遊んでいたに違いない。」(ポール)
    「'Lady Madonna'の設定は、最初の聖母マリアから、リバプールにごまんといる労働者階級の女性に変わっていった。僕の子供時代に周りにいた人たちの多くはカトリック教徒だった。リバプールにはアイルランド人が多いから、カトリック教徒が多くて、敬虔な信者もたくさんいた。子供が生まれると、母親は赤ん坊を抱いた聖母マリアと自分の姿を重ね合わせるんだよ。だから、最初は聖母マリアのつもりだったのが、全女性の象徴みたいになって、マドンナのイメージが普通の労働者階級の女性に変わったわけ。母親、つまり女性に捧げた歌だ。'Your Mother Should Know'もそうだけどね。女性はとても強くて、たくさんの苦労に耐えている。出産の苦しみや育児や家事の苦労。人生の大半を下女のように働いて過ごしている。だから僕は、いつも女性に対して感謝を捧げたいと思ってる。
    ロサンジェルスで低予算映画を作っているアリスン・サンダースという面白い映画監督がいてね。彼女は僕の歌が女性を支援していると感じて、そこから映画の女性キャラクターを作り上げたと言うんだ。僕自身も気づかなかったことまで、彼女は僕の歌からたくさんの引用をしているんだよ。」(ポール)

    ツアーの演奏、リハーサルやサウンド・チェック等での演奏などは、以下のブートで聞くことができる。

    (4)1975年11月13日メルボルン公演
     9mm Automatic (Unknown -- ZAP 7878)
     Complete Downunder - CD 1 (RMG Records)
     Wings Over Australia (Ram Records -- RAM 002)
     Fly South - The 1975 World Tour (Berkeley/WonderLand -- WL 49000)
    (5)1976年6月10日シアトル公演
     Seattle Highlights! (DVD) (Tobacco Kill Records -- TKR 18)
     Wings Over Seattle (DVD) (Apple (Fake) -- Apple Films 2005)
    (6)1976年6月23日ロサンゼルス公演
     映画『Rock Show』日本劇場公開版
     Rrrrrrooock Show (Midas Touch -- MD 93711)
    (7)1992年12月10日収録テレビ番組『Up Close』
     Looking For Changes (Yellow Cat Records -- YC 003)
     219 W. 53 Street (Pluto Records -- PLRCD9310)
     Back In The U.S.A. (Vol. 2) (Banana -- BAN-029-B)
     Deliverance Now (Rarities Special -- RS 9318)
     First Night (CD 1) (Front Row -- Front 11)
     New York 1992 (Red Lines -- GSCD 1245)
    (8)1993年6月15日シャーロット公演
     公式DVD『Paul Is Live』
     Out In The Crowd (Nikko Records NK 005-06)
     Goodbye America 1993 (Live Storm -- LSCD 51272)
     Hope Of Deliverance Live (Not Guilty -- NG370993)
     Hot Night In Charlotte Disc 1 (Star -- Star 008)
     Live Tonight Disc 1 (Crystal Cat Records -- CC340)
     The Magical US Tour (Flashback -- Flash 07.93.0216)
    (9)1993年11月15日東京公演
     Live In Argentina Special (DVD 1) (Label Unknown)
     Tokyo Dome 1993. The Master Tape Version (DVD) (MPL Films Japan -- 2002 MPL)
     Hola Mexico (Voxx -- VOXX 0005-01)
     Sayonara Mr. Paul (Live Storm -- LSCD 51550)
     Hey Tokyo! (Kiss The Stone -- KTS 250)
     Magical Mystery Tokyo (Pluto Records -- PLR CD 9406)
     Paul Is Vision (Sandwich -- piv 002)
    (10)1993年11月東京公演サウンドチェック
     The Soundcheck Songs Vol.3 (Egg -- Egg 003)
     Oobu Joobu Part 15 (Yellow Cat Records -- YC 059)
    (11)2002年4月24日ワシントン公演
     Driving Macca! (Label Unknown)
    (12)2002年5月15日タンパ公演
     Live In Tampa Florida 2002 (Night Hawk)
    (13)2003年5月24日モスクワ公演
     The Complete Russia Concert (DVD 2) (Macca Fan Records -- MFR 2003)
     Live In Moscow (DVD) (WOW Corporation -- WOW-25)
    (14)2004年5月30日マドリード公演
     !Viva Espana! CD 2 (Tobacco Kill Records -- TKR 006)
    (15)2004年6月20日サンクトペテルブルグ公演
     San Petersburg Soundboard (CD 2) (Tobacco Kill Records -- SPS 2)
    (16)2004年6月26日グラストンベリー・フェスティバル
     Live In Glastonbury (Label Unknown)
    (17)2005年7月27日ラジオ番組『BBC Sold On Song』
     Sold On Songs Radio (CD 2) (Unknown -- none)
     Chaos And Creation At Abbey Road Dvd (Unknown)

    (1)演奏:
     Paul McCartney: Vocal, Piano
     Linda McCartney: Keyboards, Backing Vocal
     Denny Laine: Bass, Backing Vocal
     Jimmy McCulloch: Electric Guitar, Backing Vocal
     Joe English: Drums, Backing Vocal
     Tony Dorsey: Trombone
     Thaddeus Richard: Saxophone
     Steve Howard: Trumpet
     Howie Casey: Saxophone
    録音スタジオ:live from Detroit
    録音日:1976.5.7
    プロデューサー:Paul McCartney
    エンジニア:Phil McDonald, Jacks Maxson, Mark Vigars & Tom Walsh
    イギリス発売日:1976.12.10
    アメリカ発売日:1976.12.10
    日本発売日:1977.1.25

    (2)
    演奏:
     Paul McCartney: Vocal, Piano
     Linda McCartney: Backing Vocal
     Hamish Stuart: Backing Vocal, Bass
     Robbie Mclntosh: Backing Vocal, Electric Guitar
     Paul "Wix" Wickens: Backing Vocal, Acoustic Guitar
     Blair Cunningham: Drums
    録音スタジオ:Live from Altanta
    録音日:1993.5.1
    プロデューサー:Paul McCartney
    エンジニア:Geoff Emerick
    イギリス発売日:1993.11.8
    アメリカ発売日:1993.11.16
    日本発売日:1993.11.10

    (3)
    演奏:
     Paul McCartney: Vocal, Piano
     Rusty Anderson: Backing Vocal, Guitar
     Brain Ray: Backing Vocal, Bass
     Paul "Wix" Wickens: Backing Vocal, Keyboards
     Abe Raboriel Jr.: Backing Vocal, Drums
    録音スタジオ:live from New York
    録音日:2002.4.26
    プロデューサー:Paul McCartney
    エンジニア:David Kahne
    イギリス発売日:2003.3.17
    アメリカ発売日:2002.11.26
    日本発売日:2002.11.13

    歌詞・コード
    A D A D A D F G A
    A    D   A         D
    Lady Madonna, children at your feet
    A        D       F  G   A
    Wonder how you manage to make ends meet
    Who finds the money when you pay the rent
    Did you think that money was heaven sent

    Dm7              G7
    Friday night arrives without a suitcase
    C               Am7
    Sunday morning creeping like a nun
    Dm7                  G7
    Monday's child has learned to tie his bootlace
    C  Bm7   E7sus4 E7
    See how they run

    Lady Madonna, baby at your breast
    Wonder how you manage to feed the rest

    See how they run

    Lady Madonna, lying on the bed
    Listen to the music playing in your head

    Tuesday afternoon is never ending
    Wednesday morning papers didn't come
    Thursday night your stockings needed mending
    See how they run

    Lady Madonna, children at your feet
    Wonder how you manage to make ends meet

    (c)1968 Northern Songs Ltd.
    Comment:
    2006/01/20 12:49 AM, Jash wrote:
    Lに突入しました! この曲紹介ブログも半分過ぎたことになります。折り返し地点ですね。

    15年ほど前、ビートルズのファンになり始めの時に、深夜2時くらいに放送していた桑田佳祐がDJをやっていたラジオ番組で、この曲を初めて聴きました。
    その時桑田佳祐は、「いつまでもポール・マッカートニーのファンとして、ポールを追っかけていきます!」と力強く言っていたので、自分と同じファンなんだということで、ちょっとジンときてしまった覚えがあります。

    昨年演奏された『Sold On Song』での「Lady Madonna」は面白いアレンジです。年を取ると、こういうアレンジがぴったりかなと思います。是非ご一聴を。
    2006/01/20 8:21 AM, あらっち@FH wrote:
    L到達、おめでとうございます。単純に「L」と書くと、私には別の意味で捉えてしまいそうですが(爆)

    特にポールに重宝がられているビートルズナンバーと言えるでしょうか。

    “SPEED OF SOUND”セッション中に、チューリップのメンバーが訪問し、生ポールに感激しながらも、目の前でこの曲を演奏し始め、ポールたちWINGSも一緒にセッションできた、という話を聞きますね(^^♪

    国境を越え、羨ましい限りの体験です(゜-゜)
    2006/01/21 1:36 PM, With A Little Luck wrote:
    「L」到達おめでとうございます!
    曲数の少ない割りに超ビッグな曲ばかりの「J」、地味な感じだった「K」を過ぎ、仰るとおり半分を超えましたね!この後も山あり谷ありの長い道ですが、踏破まで一緒についてゆきますので、今後も更新頑張ってください!

    Lady Madonnaは、個人的にはヒットした理由がよく分からず、ビートルズの中で「有名な曲」として位置づけられているのが不思議なのであまり好きではありません(汗)。
    なので、ポールがたびたびライヴで取り上げるのが不思議というかしつこいというか・・・(爆)。

    でも、Wings Over Americaでこの曲が始まるとうわ〜っと盛り上がるのを聴いていると、ポールも喜んで演奏し続けるのも分かる気がします。
    2006/01/24 7:11 AM, yasu wrote:
    コメント遅れましたがL到達おめでとうございます。
    Sold On Songのアレンジは今の年齢だからこそ
    出来るって感じで良いですよね。
    映像だとポールがコメントしてる「左手のアルペジオ」が
    良く見えて嬉しいです
    2006/01/24 1:06 PM, FUJIYAN wrote:
    この曲は、ちょっと信じ難いかも知れませんが、私、好きなんです(笑)。
    で、どこが好きなのかというと、これも信じ難いかも知れないんですが、
    "Tuesday afternoon is never ending"の1行なんです。
    これ? ここのどこがいいの?って思いますよねえ(笑)
    Beatlesの正規バージョンで確認できるんですが、実はこの1行の最後、"ending"の"g"の発音、よーく聞くと、ちょっとタイミングをズラして「クッ」としっかり舌というか、喉というか、鳴らしてるんです。
    これを発見して以来、カラオケで「Lady Madonna」を唄うときは必ず「クッ」を入れるようにしています。
    でも、これを入れたところでまったく聴き取れないんですけどね(笑)
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